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2017年08月11日(金) 09:06:00

第7回『中・小型株に群がる鯨たち』

当コラムでは元・日興証券支店長を務めた経歴のある弊社の代表・久永が、四十余年に渡って見続けてきた相場観を元に、儲け話にかかわる国内外の大口投資家の動向など、久永だから知る裏話をお伝え出来ればと思います。

第7回『中・小型株に群がる鯨たち』

代表取締役の久永です。

会員の皆様、いつも変わらぬご愛顧賜り、心より感謝申し上げます。

さて、今週の相場は波乱含みとなりました。不安を感じておられる会員様も多いのではないでしょうか。

週末にかけて北朝鮮リスクの台頭がドル売り・円買いを招き、相場の重しとなっており、日経平均株価は約2カ月ぶりの安値で1万9660円まで下押す場面も。

しかし、買われる銘柄はしっかりと買われており、その資金の向かった先はやはり再三お伝えしてきた“好業績株”。当面は好決算に絡む個別物色が中心となる流れに変化はないと予測します。

7月の米国雇用統計が市場予想に比べて良好な内容となり、米景気の先行き堅調見通しから、米長期金利が上昇。これを受けて為替市場で円安・ドル高が進行。
それが好感されて、東京株式市場も直後は堅調な推移を見せています。

主要企業の2017年4~6月決算も、市場予想を上回る水準で、特に輸出関連企業の好材料が目立ち、上方修正も相次いで出されることから、好決算発表銘柄へはポジティブな反応が確認されました。

現状からはイメージし難いかも知れませんが、お盆明けから8月末に向けて2015年6月の高値20,952円を上抜ける相場展開を期待している投資家も少なくないでしょう。
 

■今後の物色対象は・・・?

そこで今回は、今後の物色対象として『鯨=GPIF』に注目してみたいと思います。

日経平均だけを見れば、2万円近辺での膠着状態が続いておりますが、その一方で大きな資金が動き、堅調に推移していたのが中・小型株。

主力株を尻目に健闘し、東証2部、ジャスダックもこの夏、年初来高値を更新する動きを見せています。

市場では、この強い動きの背後には巨額の年金マネー、通称クジラの存在が観測されており、相場を下支えする動きが垣間見えるといった見方がされております。

小さな投資額でも株価に与える影響は大きくなる中・小型株は期待値も高く、海外の公的マネー(ノルウェー政府年金基金、米カリフォルニア退職年金基金など)も参加しているのではと見るところも居ります。

GPIFはETF(上場投信)を年6兆円購入するが、うち中小型株は400~500億円程度購入すると見られているので、この辺の動きにも要注目でしょう。



その他、テーマ株を挙げるとするなら『ドローン関連』にも注目したいところ。

遠隔操作やコンピューター制御で飛行するドローンは、もともとは偵察機など軍事用として開発されてきましたが、最近では商用利用が急速に進んでおります。家電量販店でも商品として陳列されているのを皆様もご覧になられたことがあるのではないでしょうか。

高層ビルや橋梁のようなインフラの点検に使うほか、警備や商品配送などへの応用も進んでおり、2020年東京五輪・パラリンピックを控え五輪の関連施設や首都圏再開発の工事は目白押し。関連建設(新国立競技場などの競技施設や選手村等の会場設備)プロジェクトの経済効果は10兆円と試算されており、民間ホテルや交通網の整備を含めた首都圏再開発に8兆円近い事業規模を見込んでおります。

建設現場では作業員の人手不足深刻や高齢化を背景に、工期短縮や工事の省力化、過重労働の解消は急務である為、今後ますますドローンの需要は増加していくことが予想されます。

最新技術で五輪特需のピークに対応する、大手ゼネコンや不動産会社も、新工法やドローン(小型無人機)を活用して建設現場での作業の効率の向上に乗り出している点に注目です。

 

代表取締役 久永 義一


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Profile
AMオンライン
代表取締役 久永義一

日興証券(現:SMBC日興証券、日本三大証券会社の一つ)で支店長を務めた後、東京スター銀行からのオファーを受け同社のヴァイス・プレジデントに就任。

それまでの経験・実績を買われ、AMオンラインの代表取締役に就任。

日興証券時代には、株式・転換社債・投資信託・債券のスペシャリストとして成績を残し、数々の優秀表彰を受賞し支店長に昇格。
支店長となった後も顧客から絶大な信頼を集め、三大証券の一つという巨大組織の中で人脈を広げ、その情報網・相場観は衰えるどころか増々輝きを強める。

また、優秀表彰を幾度も経験した事で優秀者のみが選ばれる海外研修に社を代表して派遣されており、世界金融の中心である米国はもとより、今や世界2位の経済力となった中国との強いパイプも有している。

40余年の長きに渡り、金融業界を渡り歩いてきた久永だからこそ持つ各地の富裕層、実務に関わる現役支店長クラスとのパイプは、TBM最大の強みであり、目からウロコの情報がほぼリアルタイムで届けられる。これからも久永、そしてTBMの情報からは目が離せない。